チョコレートとは
チョコレートは、カカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスを主原料とし、これに砂糖、ココアバター、粉乳などを混ぜて練り固めた食品です。略してチョコともいいます。ショコラ(フランス語: chocolat)と呼ばれることもあります。チョコレートは、ココアで出来ている飲料から、ナワトル語: xococ 「苦い」と atl 「水」、つまり「苦い水」または「ココア水」を意味しています。
明治時代の独和辞典によれば、Schokolateに(ショコラ、チョコレート、日本語読みでサコイツ、サコイチ)という訳を当てていました。近年の工業生産チョコレートでは、カカオマス、砂糖、ココアバター、粉乳といった主要材料以外に、原料コスト削減や加工性を上げる目的で、植物性の油脂などを加えたり、加工コスト削減の目的で乳化剤などを加えたり、風味の向上の目的で香料や甘味料などを加えるなど、様々な添加物が配合されることも多くなりました。
イギリス人が固形のチョコレートを考案するまでは、チョコレートといえば飲み物を意味しました。現に、例えば米国では今でも「ホット・チョコレート」と言えば日本で言うところの「ホット・ココア」飲料を意味します。