加湿器について
加湿器(かしつき、「加湿機」とも表記。これについては後述)とは室内気の加湿のために使う空気調和設備であります。例えば日本の場合、空気が乾燥する冬季などによく使われます。機器内部に収容されている水分を空気中に放出し、加湿する。ストーブにやかんを置くといった構成も加湿器の一種といえる。また、寒い時など湿度が上昇することによって同じ室温でも体感的に暖かく感じるという利点もあります。
ただし、除湿機能を併せもったものは湿度調和機と呼び、冷暖房機能まで併せもっている場合にはエアーコンディショナーに分類されます。
日本メーカーの間では表記に揺れがありパナソニック(パナソニック エコシステムズ)、三菱電機、シャープは「加湿機」と表記しています。
加湿器の原理
水噴霧式は、常温の水を微細な水滴にすることにより加湿を行うものです。噴霧された水分が気化し水に含まれるカルシウム・マグネシウム硬度分などの不純物が空気中に浮遊し物品に付着することを防止するために純水器での水処理や、雑菌が空気中に放出(加湿器病)されたりすることを防止するため水槽の紫外線ランプでの殺菌・定期的な自動排水などが組み合わされて使用されます。